16'日本ダービーを超える史上最高の"オイオイ"が聞きたい

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"オイオイ"

それは、はじまりの合図。

 

オイオイ反対派からオイオイ鑑賞派へ

私もかつては"STOP THE オイオイ"を掲げるオイオイ反対派だった。

ネットにオイオイの悪口をたくさん書いた。オイオイするやつに冷たい視線を送った。馬券を買い間違えろ、帰り道に犬のうんこを踏めと呪いもかけた。

しかし、オイオイ軍の勢力は拡大する一方で、2015年の秋開催で若者に混じってオイオイするおっさんたちが現れたのを皮切りに、オイオイは"個人のオイオイ"から"団体のオイオイ"へと変革を遂げた。

オイオイするのはウェイウェイな大学生だけではなかったのか。これはもう止められない。オイオイを受け入れるしかないのか…。

 

こうして私は2016年の第2回東京開催で"STOP THE オイオイ"の看板を下ろすこととなった。

 

しかし勘違いしないでほしい。

オイオイの存在を受け入れて以降も、私は一度もオイオイをしたことはない。

俗に言う"オイオイ鑑賞派"の立場である。スターターが旗を振ったとき、私は心の中で「最高のオイオイを聞かせてくれよ」と群衆に投げかける。

そして群衆はそれに応えるかのように渾身のオイオイを魅せる。もしかするとオイオイ軍は、競馬というエンターテイメントを彩る最高のエンターテイナーたちなのかもしれない。

  

理想のオイオイとは?

オイオイ黎明期に存在した"個人のオイオイ"では声量が重要であったが、"団体のオイオイ"においては一体感が最も重要である。

この場にいる皆と同じ感動を共有したいという強い気持ちが最高のオイオイをつくり上げる。

時代は"シェア"である。私も美人OLとピザをシェアしたい。顔は2枚目ではないが、あのCMのようにタクシーでお持ち帰りされたい。

 

忘れられないオイオイ

私には忘れられないオイオイがある。

2016年の日本ダービーだ。レース前の緊張感、風向き、愛しさと切なさと心強さ、それら全てが噛み合った最高のオイオイだった。

しかも斜め前にいた子の胸元がゆるくておっぱいが半分見えてた。レース直前で気持ちが高ぶっていたということもあってめちゃくちゃ興奮した。

ファンファーレとオイオイが織り成す旋律が風に乗り、鳥とともに海を渡ってアルゼンチンまで届いてたと思う。宮沢和史もビックリのオイオイである。

おっぱいもよかった。マカヒキとサトノダイヤモンドどっちが勝ったのかよりもおっぱいの方が気になってた。

  

今週から東京競馬場で5週連続GⅠがはじまる。

16'日本ダービーを超える史上最高のオイオイが聞きたい。

そしてオイオイの新しいかたちの確立にも期待している。

 

東京5週連続GⅠ、ミミズもオケラもアメンボもみんなで楽しもう。